2018年02月10日

うわぁどうしよう

打楽器担当のひぐQでございます。ドラマーには変な人が多いですな。というか、アレコレ変なことを考える人が多い。ニック・メイソンもビル・ブルフォードも本を書いちゃったりしてる。ドラマーと付き合うのって、大変でしょうなぁ。ここだけの話、私がドラムやってる理由は「こうすればドラマーと付き合わずに済む」だったりして...

キング・クリムゾン等でドラムを担当している Gavin Harrison さんも例外ではございません。いろいろアブナイことを考えた上であの絶品ドラムを演っている。この度、とあるオンライン音楽誌にインタヴューが載りましたので、セリフをちょっと拾って紹介いたしましょう。



「ライブでは『うわぁどうしよう』っていう瞬間がないとつまらないですよ。ヤバイけどやっちゃえ、みたいな局面がないと困ります」

「今までにやったことのないこと、考えたことのないこと、これを見つけるのに時間をかけます。もう決まってます、っていうのは面白くないですから。誰かが曲を送ってくれて、それにどんなドラムをつけようか考えて、結果として良い曲になったり、ならなかったり、それが面白いんです」

「我ながら困ったもんですけど、他の人がドラムのミックスをやると大概ダメです。音のバランスも込みで考えたフレーズを叩いてるわけですから、最後まで自分で面倒見るしかない。そういう事情を説明して、自分でステレオミックスしたドラムのトラックを送る、みたいなパターンになります」

「人柄は演奏に出ます。この業界で長いせいか、大体わかるんですよ。送ってもらった曲を聴いて、うわぁこの人とは仲良くできないとか、きっと悪い連中じゃないだろうとか」

「ドラマーはそれぞれ間合いの取り方が違いますから、何人かいる場合、リードのドラマーに合わせる必要があります。オーケストラの第1バイオリン・第2バイオリンとかと同じです。その意味でキング・クリムゾンはオーケストラみたいなバンドです」

「どんなもんだ、みたいなドラム・ソロを作っておくのは簡単でしょうけど、死ぬほどつまらない。やる値打ちがあるのは、ソロを演らないとか、毎回違うソロにするとか…。いろいろ前もって考えておくんですが、最後の最後まで何も決めない。サックスがあんなフレーズを吹いたからあれで始めてみようかな、ベースがこんなことやったからこれを入れてみようかな、そんなことをその場で考えながらソロに入る。前後関係のないソロは苦手ですねぇ。『ドラム・ソロをお願いしましょう、どうぞ!』とか言われて上手っぽいフレーズを並べてもつまらないし、そういうのは聴いててわかります」

「どこまで行けるかな、みたいなのが面白いんです。真っ暗な中を進んでいって、ひょっとしたら出口がないかも知れなくて、みたいなのが良いんです。」



ガヴィンさんオモロイなぁ。共感の嵐でございます。本日のところ、これ以上言うことはございません。

posted by YASU-Q at 02:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記